北京オリンピックが大盛り上がりの中で閉幕してしまいましたが、3月4日から北京パラリンピックが開幕します。北京オリンピックでスキージャンプ競技で金メダルを獲ったレジェンド葛西紀明選手の愛弟子である小林陵侑選手。
この二人の所属は土屋ホームです。その土屋ホーム所属で北京パラリンピックに出場するパラクロスカントリースキー岩本啓吾(いわもとけいご)選手のプロフィールや経歴、年齢、生年月日に身長や成績、現在の仕事に職業を調べてみたいと思います。




岩本啓吾のプロフィール・経歴・年齢生年月日
生年月日:1995年11月20日
年齢:26歳(北京パラリンピック開催時)
出身地:岐阜県飛騨氏
所属:土屋ホーム
岩本啓吾選手は1995年生まれの26歳で、生まれつきの脳性麻痺により両下肢の機能障害があるそうです。機能障害というのも軽度で両下肢が内に向いていてやや動かしにくいという軽度な障害という事でした。スキーを始めたのは小学校一年の頃で、中学、高校はスキー部に所属し、健常者に混じって大会に出場していたそうです。
本格的にパラリンピックを目指すようになったきっかけは、高校一年の時に出場したクロスカントリーの大会で、ノルディックスキーチームの日本代表監督である新井秀樹監督が来場していたことです。そこで新井秀樹監督が片足を引きずりながらスキー板を担いでいた岩本啓吾選手に声をかけ、すぐに親に電話させパラリンピックを目指す許可を得させたいわゆるスカウトだったようです。
健常者の大会に出場している岩本啓吾選手もものすごい負けず嫌いなのでしょうね。そんな性格がパラリンピックを目指すきっかけを作ったのかもしれませんね。新井秀樹監督の見る目もすごいですね。あらゆる選手を見てきて、しっかりと選手の一挙手一投足の観察を普段からしっかりとされているのでしょうね。
岩本啓吾の身長体重
身長は163cmとそこまで大きな感じではない感じです。上記Twitterの写真でもお隣の女性とあまり変わらない身長です。ちなみにお隣の女性は阿部友里香(あべゆりか)選手で、クロスカントリーとバイアスロンのパラアスリートの方で今回の北京パラリンピックにも出場されます。
体重は60kgとすっきりとした体格です。北京オリンピックを観戦していた時の印象としてはノルディック複合やクロスカントリー選手は総じて細身の選手が多い印象ですね。
岩本啓吾の成績実績
ソチパラリンピックでは10kmを33位で、スプリント1kmでは32位で予選敗退となっています。初めてのパラリンピックの出場で思うような成績を残せませんでした。連続出場となった平昌パラリンピックではクロスカントリースキー競技でスプリント1.5kmとクラシカル10kmの2種目に出場しともに18位と少し順位を上げる事が出来ました。
今回の北京パラリンピックで3大会連続出場という快挙を成し遂げられました。今回こそは入賞を狙おうという事で2020年春から練習拠点を北海道に移して万全の練習環境で北京パラリンピックに臨みます。2021年12月のカナダのワールドカップにてスプリントで10位に入り好調ですので目標も達成が期待されます。
岩本啓吾の仕事職業
岩本啓吾選手は高校を卒業後は東京美装興業株式会社という清掃会社に入社しています。朝早くから仕事をしてから練習と大変な環境で競技に取り組んでいたようでした。この環境には新井秀樹監督の思惑があり、岩本啓吾選手が社会人としての職場で結果を残すことも将来のためになるという事でした。2010年春からはより練習環境の整った北海道に移住し、所属も土屋ホームに移籍しています。
練習環境を一気に変えるという決断をされた岩本啓吾選手ですが、この決断が出来るようにさせたのは新井秀樹監督が大変な環境で仕事と競技の両立をさせたことが岩本啓吾選手の成長につながり、このような大きな決断ができるまでになったのではないでしょうか。
まとめ
今回はソチパラリンピック、平昌パラリンピックに続き北京パラリンピックで3大会連続パラリンピックに出場する岩本啓吾選手について取り上げてみました。
より練習環境の整った新天地へ移籍し、北京パラリンピックでの入賞を目指して練習に取り組まれているそうです。その成果が表れ始めているようでワールドカップでも10位に入るなど本番での結果が期待されます。パラクロスカントリー競技に出場する岩本啓吾選手に注目ですね。



