2021年12月にドーピング検査で陽性になったフィギュアスケートのカミラワリエワ選手。15歳の若さですが、薬物の疑いが出ていました。
今回ロシアは組織的なドーピング問題の制裁措置として出場できず、ワリエワ選手はROC(ロシアオリンピック委員会)の代表として臨んでいます。
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は2月14日、五輪出場の継続を認める裁定を下しましたが、何があったのでしょうか!リサーチしてみました。
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カミラ・ワリエワが祖父の薬(心臓病の薬)を飲んだと説明
ワリエワ選手は今回の北京オリンピックで女子選手で五輪史上初の4回転ジャンプに成功し、金メダルを獲得しています。
しかし昨年21年12月25日に禁止薬物トリメタジジンが検出されており、ワリエワ選手の弁護士は「彼女の祖父が使っている薬で汚染された」と説明していました。
今回組織的なドーピングで出場できなかったロシア。ワリエワ選手の今回の事件も組織的な犯行ではないかという疑念がかかっています!
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カミラ・ワリエワは祖父のワイングラスを使用と発言
ワリエワ選手側は今回の主張で、「母親のイス・ワリエワと弁護士のアンナ・コズメンコは彼女の体内から検出された低いレベルのトリメタジジンは、クリスマスに祖父と同じグラスを使った際に混入した可能性がある」と説明しています。
結果として今大会に出場できることになりましたが、ワリエワ選手が3位以内のメダル獲得になった場合、メダル授与式は行われないとIOCは決定しています。
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検出されたトリメタジジンとは?
今回検出されたトリメタジンは一般的には心臓病である狭心症やめまいをやわらげる薬ですが、血流をよくする、持久力を高めるなどの効果もあります。
そのため世界反ドーピング機関(WADA)によって禁止されています。ワリエワ選手の検体は昨年12月に提出され、今月8日に国際的に認定された研究所で陽性結果がでました。
本当にたまたまなのか仕組まれたものなのか現時点ではわかりませんが、真相が知りたいところですね!
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ワイングラスで飲んだのはお酒?ロシアの飲酒は18歳から21歳に引き上げ
ロシアでは2013年に飲酒できる年齢を18歳から21歳に引き上げる法案が下院に提出されています。現在での購入可能年齢は18歳以上となっています。
ワリエワ選手の場合は15歳ですが、今のところ飲酒は大きな問題になっていないようですね。国柄としてもアルコールはかなり身近な存在であるようです。
ロシアでは国民1人当たりのアルコール消費量が世界一となっており、飲酒運転での死亡事故も後を立ちません。国を挙げてアルコールへの対策を徐々に進めているようです。
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結局ドーピング疑惑の真偽は?祖父の心臓病の薬は嘘?
ドーピング疑惑について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が2月14日、五輪出場の継続を認める裁定を下していますが、あくまで法的措置のようです。
疑惑に関しては引き続き調査が行われる予定です。
今回の事件を重く受け止めているオリンピック委員会。メダル獲得となっても表彰台に上がることはできないようですね。
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まとめ
いかがだったでしょうか!直前になってドーピング疑惑が出た金メダル候補の世界トップフィギュアスケート選手のワリエワ選手。
インタビューでは「感情が足りません。うれしいけど精神的に疲れました。」と語っていましたが、団体戦ではすでに金メダルを獲得しています。
引き続きROCまたはロシアのドーピングについて注目していきましょう!




